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ジャズピアニストと妻が作る「恋ノ柚子胡椒」…家族の思い出いっぱいの「この味に恋をした」 祖父と祖母から手作りで受け継ぐ 福岡

暮らし

2025/03/11 16:45

福岡市でジャズピアニストとして活躍している男性が、九州を代表する調味料を販売し話題を集めています。



優しい音色を奏でる男性。

福岡市在住のジャズピアニスト、齊藤大輔さんです。

福岡市中央区でライブハウスを運営しています。

◆齊藤大輔さん
「ピアノのプレーヤーとしていろいろなバンドを組んで外で活動しています。音楽のいわゆる裏方も表方も両方とも仕事にしています」



ライブハウスの運営やバンド活動など音楽活動のかたわら去年7月、齊藤さんが新たに始めたのが…。

◆齊藤大輔さん
「柚子胡椒を商品化して販売しようと思って会社を作りました」

齊藤さんが新たに販売を始めたのは、鮮やかな色合いの柚子胡椒、「恋ノ柚子胡椒(こいのゆずごしょう)」です。



◆齊藤大輔さん
「妻は中身を作って、私は瓶とかパッケージとかホームページを作る作業をしている」

一緒に作っているのは大輔さんの妻、美保さん。



美保さんは長崎県出身で、柚子胡椒は50年ほど前から美保さんの実家で受け継がれてきた大切な味です。



◆妻・美保さん
「長崎の実家の祖父が最初に作り始めたのがきっかけで、辛いのが大好きだったみたいで、(祖父が)亡くなったあとも祖母が作っていた。『うちの柚子胡椒は誰にでも喜ばれる』と言って人にあげたりしていた」

この伝統の味を母親から受け継いだ美保さんは、大輔さんの提案で、販売を決意しました。



「恋ノ柚子胡椒」に使う黄色い柚子は大分と長崎の農家から仕入れたものを使い、唐辛子は実家で収穫しています。

五島灘のにがりを含んだ塩を使い、旨味を出すために美保さんのアレンジで米麹を入れて長期間、熟成させています。

すべて手作りで、材料にもこだわっているため限られた数量しか製造できません。



気になる「恋ノ柚子胡椒」という商品のネーミングについて聞いてみると…。

◆齊藤大輔さん
「私がネーミングしました。昭和歌謡を中心に演奏するバンドをやっていて、そのバンドで、もし柚子胡椒の曲を演奏するとしたらどんな曲だろうを思って…結果、いわゆる昭和のにおいのするネーミングをつけた」



◆妻・美保さん
「この味に恋したから、このネーミングがついたのかなと私は勝手に思っているけど、違うみたい」

◆齊藤大輔さん
「いや、そうです」(笑)

◆妻・美保さん
「恋したんですよ」

Q.柚子胡椒に?
◆齊藤大輔さん
「柚子胡椒に」(笑)



恋ノ柚子胡椒は美保さんにとっても幼い頃から思い出深い存在です。

◆妻・美保さん
「小学校のときに作ったものを瓶に詰めたら『お小遣いにしていいよ』と言われて手伝っていた」

さらに、人生の節目でも…。

◆妻・美保さん
「私たちの結婚式のときに、帰りにお菓子を皆さんに渡すものを『柚子胡椒にしよう』と言って、“おばあちゃんの柚子胡椒”シール作って、みなさんに配って渡した。祖父が作ったはずなのに、“おばあちゃんの柚子胡椒”になって…。祖母と言ったら柚子胡椒、祖母も生きがいと言っていた」



家族の思いも詰まった「恋ノ柚子胡椒」。

今後もできる限り製造を続けて、大切な味を守っていきたいそうです。

◆妻・美保さん
「この柚子胡椒でないと柚子胡椒を食べてた気にならない、という感じで食べてもらえたらいいなと思っているので、愛情込めて作り続けていきたい」

◆齊藤大輔さん
「世界中の人に食べていただきたく、“柚子胡椒 to the world”というキャッチフレーズでこれからも作っていきたい。自分のマヨネーズをいろんなところに持ち歩く人みたいに、自分の柚子胡椒を持ち歩いて食べる人が出てきたら面白いかなと思っています」
福岡市でジャズピアニストとして活躍している男性が、九州を代表する調味料を販売し話題を集めています。
優しい音色を奏でる男性。

福岡市在住のジャズピアニスト、齊藤大輔さんです。

福岡市中央区でライブハウスを運営しています。

◆齊藤大輔さん
「ピアノのプレーヤーとしていろいろなバンドを組んで外で活動しています。音楽のいわゆる裏方も表方も両方とも仕事にしています」
ライブハウスの運営やバンド活動など音楽活動のかたわら去年7月、齊藤さんが新たに始めたのが…。

◆齊藤大輔さん
「柚子胡椒を商品化して販売しようと思って会社を作りました」

齊藤さんが新たに販売を始めたのは、鮮やかな色合いの柚子胡椒、「恋ノ柚子胡椒(こいのゆずごしょう)」です。
◆齊藤大輔さん
「妻は中身を作って、私は瓶とかパッケージとかホームページを作る作業をしている」

一緒に作っているのは大輔さんの妻、美保さん。
美保さんは長崎県出身で、柚子胡椒は50年ほど前から美保さんの実家で受け継がれてきた大切な味です。
◆妻・美保さん
「長崎の実家の祖父が最初に作り始めたのがきっかけで、辛いのが大好きだったみたいで、(祖父が)亡くなったあとも祖母が作っていた。『うちの柚子胡椒は誰にでも喜ばれる』と言って人にあげたりしていた」

この伝統の味を母親から受け継いだ美保さんは、大輔さんの提案で、販売を決意しました。
「恋ノ柚子胡椒」に使う黄色い柚子は大分と長崎の農家から仕入れたものを使い、唐辛子は実家で収穫しています。

五島灘のにがりを含んだ塩を使い、旨味を出すために美保さんのアレンジで米麹を入れて長期間、熟成させています。

すべて手作りで、材料にもこだわっているため限られた数量しか製造できません。
気になる「恋ノ柚子胡椒」という商品のネーミングについて聞いてみると…。

◆齊藤大輔さん
「私がネーミングしました。昭和歌謡を中心に演奏するバンドをやっていて、そのバンドで、もし柚子胡椒の曲を演奏するとしたらどんな曲だろうを思って…結果、いわゆる昭和のにおいのするネーミングをつけた」
◆妻・美保さん
「この味に恋したから、このネーミングがついたのかなと私は勝手に思っているけど、違うみたい」

◆齊藤大輔さん
「いや、そうです」(笑)

◆妻・美保さん
「恋したんですよ」

Q.柚子胡椒に?
◆齊藤大輔さん
「柚子胡椒に」(笑)
恋ノ柚子胡椒は美保さんにとっても幼い頃から思い出深い存在です。

◆妻・美保さん
「小学校のときに作ったものを瓶に詰めたら『お小遣いにしていいよ』と言われて手伝っていた」

さらに、人生の節目でも…。

◆妻・美保さん
「私たちの結婚式のときに、帰りにお菓子を皆さんに渡すものを『柚子胡椒にしよう』と言って、“おばあちゃんの柚子胡椒”シール作って、みなさんに配って渡した。祖父が作ったはずなのに、“おばあちゃんの柚子胡椒”になって…。祖母と言ったら柚子胡椒、祖母も生きがいと言っていた」
家族の思いも詰まった「恋ノ柚子胡椒」。

今後もできる限り製造を続けて、大切な味を守っていきたいそうです。

◆妻・美保さん
「この柚子胡椒でないと柚子胡椒を食べてた気にならない、という感じで食べてもらえたらいいなと思っているので、愛情込めて作り続けていきたい」

◆齊藤大輔さん
「世界中の人に食べていただきたく、“柚子胡椒 to the world”というキャッチフレーズでこれからも作っていきたい。自分のマヨネーズをいろんなところに持ち歩く人みたいに、自分の柚子胡椒を持ち歩いて食べる人が出てきたら面白いかなと思っています」

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