SNSの“ブロッコリー”で集客　大麻密売で男3人を逮捕・起訴　マトリのおとり捜査で確認　数千万円売り上げか　福岡・北九州市

SNSを使って大麻やコカインを密売したとして福岡県北九州市の23歳の男らが逮捕・起訴されました。

麻薬取締法違反の罪で逮捕・起訴されたのは、北九州市小倉北区の無職、濱川凌摩被告（23）、伊藤友被告（23）ら男3人です。

九州厚生局麻薬取締部によりますと、濱川被告らは今年1月、北九州市小倉北区で密売用の大麻やコカインを所持するなどしたとされています。

濱川被告らはSNSで15のアカウントを使い、麻薬の隠語とされる「ブロッコリー」や「ハチミツ」の絵文字を使った投稿で客を集め、その後、秘匿性が高い通信アプリ「テレグラム」に誘導した上で、小倉北区にある密売拠点のアパート近くで客に手渡していたということです。

麻薬取締官によるおとり捜査で密売を確認して逮捕に至り、関係先から大麻約915グラム、コカイン約170グラムなどを押収しました

顧客は900人ほどいたとみられ、調べに対し濱川被告らは「1日最低15万円の売り上げがあった」と供述していて、麻薬取締部は総額で数千万円の売り上げがあったとみています。

濱川被告は「金儲けをしたかった」、伊藤被告は「借金の返済をしたかった」などと話しているということです。