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高止まり続く野菜 福岡で“破格の安さ”に…生産者が売り場に直接持ち込み 規格外の「もったいない野菜」販売も

暮らし

23時間前

スーパーなどでは価格の高止まりが続いている野菜ですが、“破格の安さ”で売っている場所を福岡県内で発見しました。

その理由をさっそく取材しました。



私たちの日々の暮らしに欠かせないスーパーでの買い物ですが、買い物客の頭を悩ませているのが食卓になくてはならない野菜価格の高騰です。

◆買い物客
「しょうがないって言っても、もうやっていけない。葉物は何にも買っていない」

◆買い物客
「お野菜は困っています!」



総務省が21日に発表した1月の最新データによると生鮮野菜は前の年と比べて36%上昇し、生育不良で出荷が減ったキャベツは前の年の約3倍、白菜も約2倍となりました。



野菜価格の高騰が続く中、取材班が訪れたのはうきは市の野菜販売所。

リニューアルオープンしたばかりという店内には新鮮な野菜がずらりと並んでいました。

驚きなのはその価格です。



◆記者リポート
「こちらの白菜が270円で販売されています。奥に進んでみるとキャベツが160円で販売されているものもあります。お買い得です!」

価格の高止まりが続いている代表格、キャベツの値段は1玉で160円。

白菜なども福岡市内のスーパーで提供されている価格の半額程度で売られています。

◆買い物客
「スーパーだと一玉500円超えちゃうので、それに比べたら安いですよね」

Q.どちらから?
◆買い物客
「大分県の日田市です。葉物めっちゃ安いので買いに来ます」

大根は1本160円、ニンジンも1袋160円で販売されるなどどの野菜もお買い得価格です。



一体なぜ、お手頃の価格で販売することができるのか、その秘密はオープン前にありました。

◆記者リポート
「オープン2時間前です。野菜を持った生産者の方が店内に入ってきています」

続々と訪れた生産者のみなさんが手塩にかけた野菜を直接売り場に並べていきます。

そして、そのあとの作業に価格設定の「秘密」が…。

Q.値段のシールですか?ここで貼るんですか?
◆生産者
「そうそう、値段のシールですね。自分だけ高くても安くてもいけない。ある程度まわりを見て(価格を決める)」



実はこの野菜販売所では生産者自らが販売価格を決めて値札を貼るシステムがとられているんです。

◆にじの耳納の里 高倉克店長
「農家さんが直接店舗に持ってきてくれるので、産地直送でお手頃価格で出せている」



ところ変わってこちらは“激安”と話題の福岡市南区の青果店「まるぞえ商店」です。



野菜の価格を見てみると春菊が一束158円、タマネギが4個158円で販売されています。

取材班が調べたところ福岡市内のスーパーでは春菊は214円、タマネギは4個で302円。

店内のさまざまな野菜が格安で販売されています。



◆記者リポート
「店内どの野菜も野菜も安いんですが、こちらご覧ください。軒先にあるセロリ58円と破格です」

なかでも、目に付くのが「もったいない」と書かれた値札の商品。



トマト、ナス、ピーマンは一袋100円、大根は1本88円、そしてミツバは、一束10円など、とにかく衝撃の安さで提供されているんです。

ここまで安い価格で提供できるそのワケは…。

◆まるぞえ商店 川添俊店主
「もったいない野菜シリーズ。例えば見た目が悪い、商品はキレイだけどヒビが入っている。ピッカピカではなくても『食べられる』『捨てるのはもったい』ちょっと他より多めに集めて、安く大量に出す。そして野菜をモリモリ食べていただける」



同じ商品でも傷や大きさのバラツキなどが原因で規格外となった商品を破格の価格で提供しているんです。

◆来店客
「捨てられるというはもったいないので、私はそういうのでも安ければ買うし、これくらいで済ませようと思うのを、具沢山のお味噌汁ができるかなとか、めっちゃうれしい」

◆来店客
「安くて(規格外でも)すぐ食べるから。ありがたい、ほんとに」



◆まるぞえ商店 川添俊店主
「近くに小学校がある。小学生とお母様が買い物に来たときに『サラダを作りたいけどキャベツが高い』、そういったことをけっこう耳にする。“もったいない野菜”で子供たちが当たり前にもりもり野菜を食べられる」

私たちの暮らしを直撃している物価高。

消費者に少しでも安く提供しようという試行錯誤が続いています。
スーパーなどでは価格の高止まりが続いている野菜ですが、“破格の安さ”で売っている場所を福岡県内で発見しました。

その理由をさっそく取材しました。
私たちの日々の暮らしに欠かせないスーパーでの買い物ですが、買い物客の頭を悩ませているのが食卓になくてはならない野菜価格の高騰です。

◆買い物客
「しょうがないって言っても、もうやっていけない。葉物は何にも買っていない」

◆買い物客
「お野菜は困っています!」
総務省が21日に発表した1月の最新データによると生鮮野菜は前の年と比べて36%上昇し、生育不良で出荷が減ったキャベツは前の年の約3倍、白菜も約2倍となりました。
野菜価格の高騰が続く中、取材班が訪れたのはうきは市の野菜販売所。

リニューアルオープンしたばかりという店内には新鮮な野菜がずらりと並んでいました。

驚きなのはその価格です。
◆記者リポート
「こちらの白菜が270円で販売されています。奥に進んでみるとキャベツが160円で販売されているものもあります。お買い得です!」

価格の高止まりが続いている代表格、キャベツの値段は1玉で160円。

白菜なども福岡市内のスーパーで提供されている価格の半額程度で売られています。

◆買い物客
「スーパーだと一玉500円超えちゃうので、それに比べたら安いですよね」

Q.どちらから?
◆買い物客
「大分県の日田市です。葉物めっちゃ安いので買いに来ます」

大根は1本160円、ニンジンも1袋160円で販売されるなどどの野菜もお買い得価格です。
一体なぜ、お手頃の価格で販売することができるのか、その秘密はオープン前にありました。

◆記者リポート
「オープン2時間前です。野菜を持った生産者の方が店内に入ってきています」

続々と訪れた生産者のみなさんが手塩にかけた野菜を直接売り場に並べていきます。

そして、そのあとの作業に価格設定の「秘密」が…。

Q.値段のシールですか?ここで貼るんですか?
◆生産者
「そうそう、値段のシールですね。自分だけ高くても安くてもいけない。ある程度まわりを見て(価格を決める)」
実はこの野菜販売所では生産者自らが販売価格を決めて値札を貼るシステムがとられているんです。

◆にじの耳納の里 高倉克店長
「農家さんが直接店舗に持ってきてくれるので、産地直送でお手頃価格で出せている」
ところ変わってこちらは“激安”と話題の福岡市南区の青果店「まるぞえ商店」です。
野菜の価格を見てみると春菊が一束158円、タマネギが4個158円で販売されています。

取材班が調べたところ福岡市内のスーパーでは春菊は214円、タマネギは4個で302円。

店内のさまざまな野菜が格安で販売されています。
◆記者リポート
「店内どの野菜も野菜も安いんですが、こちらご覧ください。軒先にあるセロリ58円と破格です」

なかでも、目に付くのが「もったいない」と書かれた値札の商品。
トマト、ナス、ピーマンは一袋100円、大根は1本88円、そしてミツバは、一束10円など、とにかく衝撃の安さで提供されているんです。

ここまで安い価格で提供できるそのワケは…。

◆まるぞえ商店 川添俊店主
「もったいない野菜シリーズ。例えば見た目が悪い、商品はキレイだけどヒビが入っている。ピッカピカではなくても『食べられる』『捨てるのはもったい』ちょっと他より多めに集めて、安く大量に出す。そして野菜をモリモリ食べていただける」
同じ商品でも傷や大きさのバラツキなどが原因で規格外となった商品を破格の価格で提供しているんです。

◆来店客
「捨てられるというはもったいないので、私はそういうのでも安ければ買うし、これくらいで済ませようと思うのを、具沢山のお味噌汁ができるかなとか、めっちゃうれしい」

◆来店客
「安くて(規格外でも)すぐ食べるから。ありがたい、ほんとに」
◆まるぞえ商店 川添俊店主
「近くに小学校がある。小学生とお母様が買い物に来たときに『サラダを作りたいけどキャベツが高い』、そういったことをけっこう耳にする。“もったいない野菜”で子供たちが当たり前にもりもり野菜を食べられる」

私たちの暮らしを直撃している物価高。

消費者に少しでも安く提供しようという試行錯誤が続いています。

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