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アレルギーフリーの給食提供「みんな一緒に楽しめる」 小麦粉の代わりに米粉使用など 北九州市の小学校で「にこにこ給食」福岡

暮らし

2025/02/17 17:00

福岡県北九州市で17日、「にこにこ給食」と題して、アレルギーを気にせず全ての児童が一緒に食べられる献立が提供されました。



北九州市八幡東区にある槻田小学校。

待ちに待った給食の時間。

担当の児童が慣れた手つきで配膳を進めます。

いつもと同じ光景のように見えますが…。



◆担任
「きょうは『にこにこ給食』ということで、アレルギーとかは気にせず、みんな同じ給食を食べられます。おいしくいただきましょう。いただきます!」

17日は特別にアレルギーの有無に関わらず食べられる献立が提供されました。



◆北九州市 武内和久市長(1月30日の会見)
「『にこにこ給食』ということで、1人でも多くのお子さんが一緒にみんなで給食を楽しめる、そういう日をしっかり作りたい」

「にこにこ給食」は北九州市が今年度から進めている「おいしい給食大作戦」の第3弾として企画されました。

市内の公立学校には食物アレルギーへの対応が必要な児童生徒が2700人あまりいて、「みんなと同じ給食を一緒に食べたい」という要望が寄せられていました。

これを受けて市は、アレルゲンとなる小麦や大豆など28品目を含まないアレルギーフリーの献立を開発しました。

メニューは「魚と豆の甘辛和え」など5品で、青魚の代わりに白身魚、そして小麦粉の代わりに米粉を使って魚を揚げました。

また、パンの代わりにご飯、牛乳の代わりにみかんジュースを提供します。



3年2組には食物アレルギーがある児童が2人いて、普段は配膳の時に対象物を除去したり自宅からおかずを持参したりして対応をしているといいます。

そんな中、17日はクラス全員で同じメニューを味わいました。

◆甲殻類などにアレルギーがある3年生
「お魚が味が濃くておいしいです」

◆卵アレルギーの3年生
「みんなと同じメニューを食べられてうれしいです」

北九州市は今後もアレルギーフリーの「にこにこ給食」を続けていきたいとしています。

食物アレルギーの小中学生は全国に41万人あまり



アレルギーフリーの「にこにこ給食」給食は17日からのアレルギー週間にあわせて行われ、18日も実施されるということです。

食物アレルギーのある小中学生は2022年の調査によると全国に41万6369人いて、前回調査の2013年に比べると8万人以上増加しています。

食物アレルギーの子供たちは該当の食材だけを取り除いた「除去食」を食べたり、場合によっては家からお弁当を持っていくというケースもあります。

子供たちみんなが同じものを食べられるこうした取り組みが広がることが期待されます。
福岡県北九州市で17日、「にこにこ給食」と題して、アレルギーを気にせず全ての児童が一緒に食べられる献立が提供されました。
北九州市八幡東区にある槻田小学校。

待ちに待った給食の時間。

担当の児童が慣れた手つきで配膳を進めます。

いつもと同じ光景のように見えますが…。
◆担任
「きょうは『にこにこ給食』ということで、アレルギーとかは気にせず、みんな同じ給食を食べられます。おいしくいただきましょう。いただきます!」

17日は特別にアレルギーの有無に関わらず食べられる献立が提供されました。
◆北九州市 武内和久市長(1月30日の会見)
「『にこにこ給食』ということで、1人でも多くのお子さんが一緒にみんなで給食を楽しめる、そういう日をしっかり作りたい」

「にこにこ給食」は北九州市が今年度から進めている「おいしい給食大作戦」の第3弾として企画されました。

市内の公立学校には食物アレルギーへの対応が必要な児童生徒が2700人あまりいて、「みんなと同じ給食を一緒に食べたい」という要望が寄せられていました。

これを受けて市は、アレルゲンとなる小麦や大豆など28品目を含まないアレルギーフリーの献立を開発しました。

メニューは「魚と豆の甘辛和え」など5品で、青魚の代わりに白身魚、そして小麦粉の代わりに米粉を使って魚を揚げました。

また、パンの代わりにご飯、牛乳の代わりにみかんジュースを提供します。
3年2組には食物アレルギーがある児童が2人いて、普段は配膳の時に対象物を除去したり自宅からおかずを持参したりして対応をしているといいます。

そんな中、17日はクラス全員で同じメニューを味わいました。

◆甲殻類などにアレルギーがある3年生
「お魚が味が濃くておいしいです」

◆卵アレルギーの3年生
「みんなと同じメニューを食べられてうれしいです」

北九州市は今後もアレルギーフリーの「にこにこ給食」を続けていきたいとしています。

食物アレルギーの小中学生は全国に41万人あまり
アレルギーフリーの「にこにこ給食」給食は17日からのアレルギー週間にあわせて行われ、18日も実施されるということです。

食物アレルギーのある小中学生は2022年の調査によると全国に41万6369人いて、前回調査の2013年に比べると8万人以上増加しています。

食物アレルギーの子供たちは該当の食材だけを取り除いた「除去食」を食べたり、場合によっては家からお弁当を持っていくというケースもあります。

子供たちみんなが同じものを食べられるこうした取り組みが広がることが期待されます。

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